ペット高齢化

昨今は高齢犬の割合が増えているそうです。高齢化の理由として、犬の大敵である蚊を媒体として心肺に寄生するフィラリアの完全予防ができるようになった。獣医が増加して定期的検診を受けるペットが多くなった。良質のドッグフードが普及した。などが考えられます。犬の病気は皮膚病、心臓病、脳や脊髄の病気、腫瘍、糖尿病の順に、猫の病気では感染症、腎臓病、白血病やリンパ腫、糖尿病の順に多くなります。しかし、ペットの高齢化が進むと、過食などで体重が増加し、関節炎となって苦痛を訴え、寝たきりなったり、脊髄炎で寝たきりとなるケースもあり、家庭での介護は大変になります。最近では動物医療は急速に進み、人間並にCTやMRIまで備えた動物病院まであります。そのために小さい腫瘍が発見できるようになり、抗がん剤やインターフェロンの投与という治療が進みました。また高齢犬や大型犬に多い関節炎の痛みに対して、製薬会社は副作用の少ない鎮痛剤発売したり、痴呆の犬にはDHCなどの魚の成分を含んだドライフードの販売を開始しました。これは獣医の処方が必要な特別療法食で、それに寝たきりの大型犬や高齢の犬や猫用に紙パンツも販売されています。そしてなによりもペットにかかる医療費も増えています。それをカバーするための保険制度は、飼い主が医療費を支払った後に保険金を保険会社に請求するタイプでした。最近は保険会社がペットなどを対象に動物病院と契約を結び、動物の診察報酬明細、請求書を作成するパソコン用ソフトを動物病院へ提供。病院はペットの治療データを管理、DNA鑑定で動物を特定、治療するシステムも導入されているようです。

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