小鳥の飼い方

昔から、小鳥は犬猫とともにペットの代表的なものでした。特に犬や猫を飼えない団地やマンションに住む人達が小鳥をペットとするケースが増えています。小鳥といってもその種類は非常に多く、最近ではかなり大きなものもペットとして飼われています。小鳥には野生のものと、ゲージの中で繁殖できる野禽などがありますが、野鳥を飼う場合については、都道府県知事の許可が必要とされます。飼い方には大別して2つあり、ひとつはケージ飼いです。狭いケージに飼うことになるので、ケージ内をいつも清潔に保つよう、こまめに掃除するように心掛けることが大切です。鳥の仲間は常に食べていないとエネルギー不足に陥り、すぐに落鳥してしまうので、飼料は絶対に切らしてはいけません。また小鳥は水浴びをするので、飲み水と水浴用を兼ねて水は常にきれいなものを常備しましょう。夏の日差しは強すぎるので、避けた方が良いのですが、涼しくなったら時々日光浴をさせた方が良いでしょう。特に冬などは日の良く当る所にゲージを出して日に当てるように心掛けましょう。そしてもうひとつの飼育法として、エビアリー飼育というものがあります。庭の隅に小さな禽舎を建てたり、屋上をネットで囲んだり、屋敷の庭を全部、または一部を網囲いして、その中に小鳥の寝る場所や植え込みなどのなるべく自然に近い造りをし、できれば池や、小川なども造り、いつもきれいな流れを絶やさないようにしましょう。そういった環境の中で小鳥を放し飼いにする方法です。この場合に熱帯や亜熱帯の小鳥がいれば一部を温室にしましょう。この方法のよいところは毎日世話をしながら小鳥を生の姿を観察できるところで、繁殖も自然なので小鳥の数も増え、中に入ると、小鳥が集まって来て餌をねだります。まさに小鳥を飼う喜びです。

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